国産のスギの角材をパネルにして壁を作る「タテログ構法(ビスタイプ)」による木の家。北東側と北西側の壁は在来工法を用いており、室内の壁も無垢の木あらわしのみではなく、部分により高断熱のガイナ塗り仕上げにしている。
【 Detail 】
リビング
玄関を入ると吹き抜けになっている広い土間があり、そこからすぐリビングに上がることができる。リビングの広さは13㎡ほどだが、土間とリビングの空間がつながっているため、より広く開放的に感じられる。
土間とリビングの壁の大部分はスギのパネルのあらわし。床も天井も無垢の木で、木の風合いを存分に感じられる
モルタルと天然石を組み合わせた玄関土間。靴箱の下に空間が設けてあり、長靴や道具類を置いておくことができる
土間とリビングは、半透明の引き戸で仕切ることもできる。当初は設ける予定はなかったが、建築中に変更してつけることにしたそう
リビングの天井は無垢のスギ材。2階の床板に45mm厚のスギ板を使用しており、その裏側をそのまま見せている
【 Detail 】
ダイニングキッチン
ダイニングキッチンは、リビングのさらに奥。この空間は天井と壁の一部が白色で清潔感ある印象だ。ダイニングに勝手口を設け、隣接するガレージに行き来しやすいようにするなど、動線も考えられている。
白い天井と壁は、遮熱・断熱性に優れ、騒音を抑える、室内空気を浄化するといった効果もある断熱セラミック塗材、ガイナを塗って仕上げている
リビングからダイニングキッチンを望む。間に壁がなくゆるやかに空間がつながっているため、閉塞感を感じることがない
ダイニングの奥にあるテーブルも、建築途中に追加で設けることにしたもの。パソコン作業をするのにちょうどいい
家の北西側にある安達太良山の雄大な山容が見えるよう、大きな窓を設置。稲田越しに沈む美しい夕日も堪能できる
ダイニングの勝手口を出ればすぐガレージ。買い物帰りに荷物が運び込みやすく、雨や雪が降っていてもぬれずに出入りできる
取材・文/原 太一