これからの時代にふさわしい高性能な無垢の木の家「タテログ」【③】

無垢のスギ材を縦に並べたパネルで壁を作る「タテログ構法(ビスタイプ)」と在来工法と組み合わせることで、住宅としての性能を高めた家。高断熱で冬はあたたかく、夏は涼しい快適な住み心地が得られる次世代のログハウスだ。

福島県/Yさん

設計、施工/(株)芳賀沼製作

【  Detail  】

2F

2階は15㎡ほどの広いフリースペースと、洋室がふたつあり、1階と同じようにどの空間も明るい。「家の空気がすがすがしくて、旅行に行ってもわが家の方が居心地がいいと感じてしまいます(笑)」とご主人は話す。

2階南側にある広々とした寝室。最初はすべて白壁にする予定だったが、やはり木の方がいいとスギのパネルあらわしに変更した。キッチン同様、この寝室にも大きな窓を設け、美しい自然が望めるようにしている
フリースペースには、バンド活動が趣味だという奥さまの楽器がずらり。ルーバーの向こうは玄関吹き抜けの上部になる
太いスギ丸太の親柱が存在感ある階段。厚い木の踏み板と、白い蹴込みと壁とのコントラストがアクセントになっている

【  Detail  】

サニタリー

トイレや脱衣所は1階の北側にまとめている。トイレは男性専用のものも設置したため、約2.5㎡と広め。脱衣所には衣類やタオルを収納する空間を設け利便性を高めている。どちらの空間も床はスギ板のフローリングで、落ち着いた雰囲気だ。

トイレの壁は清潔感ある薄いブルーに。ご主人の希望で、男性用の小便器を設けた。きれいな照明は、ご夫妻が雑貨屋で購入したもの

【  Detail  】

ガレージ

家のすぐ隣には車2台が楽にとめられる広いガレージがある。母屋と同じスギの角材を使ってカラーリングを揃え、屋根も片流れにすることで、全体を統一感ある造りにしている。

大きなガレージの車の上の空間に床を張り、趣味のアウトドア道具を収納できるスペースを作る計画もあるそうだ

【DATA】

●使用目的/住宅 ●家族構成/夫婦+長女 ●工期/2023年8月~ 2023 年11月 ●構造/在来軸組工法、タテログ構法(ビスタイプ)、地上2階 ●主要構造材/スギ(11.27cm×10.5cm<パネル材1本>) ●外壁の塗料/キシラデコール ピニー(2回塗り) ●内壁の塗料/無塗装(一部ガイナ塗り仕上げ) ●基礎/ベタ基礎 ●床面積/1F 48.58㎡(14.67坪)、2F 44.99㎡(13.58坪)、延床面積 93.57㎡(28.25坪) ● 設計・施工/ (株) 芳賀沼製作 https://www.haganuma.co.jp TEL 0241-64-2221

取材・文/原 太一