楽しめるスペースに重点を置き細かく区切らず広い空間を確保

「楽しい家がいちばん」が基本コンセプトの家。薪ストーブのあるリビングや広いウッドデッキ、ロフトといった楽しめるスペースに重点を置いた間取りとした。また、家事ラクな動線や家族の一体感にも配慮。おさめるものに合わせて棚を造作するなど、収納を十分に確保したことも特徴だ。ちなみに階段の位置には最後まで悩んだという。

①【洗面脱衣室】 「狭いところで家事をしたくない」との要望を受けて広く取った洗面脱衣室。入浴や洗濯に必要なものはすべてここに収納している

②【階段】 悩んだ末、玄関横に階段を配置。ベンチ代わりになること、階段の途中から室内全体を見渡せることも、満足感を高める要素となった

③【主寝室】 屋根勾配で天井が低くなった部分に天窓を設けて圧迫感を軽減。部屋の隅までクローゼットにすると使い勝手が悪いので、一部をオープンな棚にして広がり感と遊び心を表現した

④【ロフト】 ハンモックを吊ってのんびり過ごせるサブリビングにしたオープンロフト。開口部が多いため明るく気持ちいい空間に仕上がっている

【DATA】 延床面積／35坪（115.6㎡） 総工費／――万円 構法／マシンカット 用途／自宅 階数／ロフト ロケーション／市街地