人工木デッキ再生作戦【一念発起でチャレンジ】

ログハウスに欠かせないのが、光と風を感じながら気軽にくつろげるウッドデッキだ。最近デッキの素材として人気がある人工木は、耐久性が特長。しかし、長い間使用すれば劣化が進むのは避けられない。人工木デッキの白ボケと黒カビに悩むFさんが、手遅れになる前に再生に乗り出した。

取材協力/和信ペイント、ガーデンファニチャー・アイテム協力/ DINOS CORPORATION

予想外に劣化していたデッキが新品同様の美しさを取り戻した

再生作戦が成功し、きれいになったデッキでくつろぐFさんご夫妻

「デッキの表面がいつの間にか白っぽく変色して、黒カビも生えてきたんです。人工木は傷みにくいと聞いていたんですが……」と言うのは、ログハウスオーナーのFさん。せっかくデッキに出ても、いまひとつ気分が盛り上がらなくなった。

作業前のデッキ。黒カビと白ボケが発生している

樹脂の中に木粉を混ぜ込んだ人工木は、一般的な天然木に比べて雨や日差しで劣化しにくいのは確かだ。しかし、屋外で使用する洗濯バサミが色あせてもろくなることからわかるように、紫外線による風化作用は意外に強力。長い時間が経てば、人工木といえども無事では済まない。

Fさんは一念発起してウッドデッキの再生にチャレンジ。使用したのは、人工木専用の保護塗料「パワープロテクト」だ。家族総出で一日がかりの奮闘の末、デッキは新品同様に。指導に当たった和信ペイントの根芝さんは「1 年に1 回を目安に塗り直すと、保護効果が長もちしますよ」とアドバイス。F さんは、「きれいになって良かったです。この状態をキープして、もっと積極的にデッキを活用していきたいですね」と語ってくれた。

家族総出でデッキ再生に乗り出したFさん親子
今回のキーアイテム「パワープロテクト」

写真/永野吉宏、関根おさむ

関連キーワード