玉切り用チェーンソーの選び方【その⑤ いざ玉切り、の前に安全を確保!】

チェーンソーは薪づくりに欠かせない相棒だ。しかし、初心者にとって選ぶ基準はわかりにくい。そこでハスクバーナ・ゼノアの黒澤さんに機種選びのコツを教えてもらった。

取材協力/ハスクバーナ・ゼノア、きさらづCAMP

しゃれにならない大けがを正しい知識と装備で防ごう

個人で使用する場合、チェーンソーに免許や資格は必要ない。しかし、正しい使用法を守らないと大けがをする可能性があることは肝に銘じておきたい。 上のような安全装備にはケチらず投資したい。万一けがをした場合のダメージが非常に大きいからだ。脚を切断から守る防護ズボンや、落ちてくる丸太から爪先を守る安全靴などをしっかり身に着けたうえで作業にのぞもう。また、防護メガネも重要。切子からの目の保護や視界確保により集中力が保て、安全度がアップするのだ。

防護ズボンを履いていても……

丸太に防護ズボンをゆるく固定して切り込んだところ、繊維が巻きついてソーチェーンは停止したが、回転でずれた部分の丸太は切れていた。人体なら大出血だ。ジャストサイズでなければ意味がないのだ。

NG行為①「キックバックにご用心」

写真で示した範囲が丸太に当たると、急激にチェーンソーが跳ね上がる「キックバック」が起きる。非常に危険なので注意が必要だ。

NG行為②「落としがけ、股がけ」

操作に慣れてくると、チェーンソーを落とす勢いで始動する落としがけ(左)や股に挟んで始動する股がけ(右)をする人も。危険なのでこれらは避けよう。

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