[8]女子が木を伐る所から家をつくる。<斧>

角付きもビックリ!?斧と鉞の違い。 薪割りの奥義はラストシューティングに有った!

文/木こりの源

皆さん、突然ですが、斧には色々種類と用途があるのをご存知だろうか? 今回は斧の種類と使い方を、ハスクバーナの「橙の巨星」黒澤少佐に教えて頂いた。

斧は長さやヘッドの形状で区別できる。

刃の幅が短くストレートの物を「斧」刃の幅が長く根本に向かってシェイプされている物を「鉞(まさかり)」と言うとの事。 初めて知ったのだが、量産型の持っている熱い戦闘斧は、鉞に分類されるのだ! 斧は主に伐採や薪割りに使うように作られており、鉞は、伐採だけでなく、削る等の加工をするために用いられる。 歯の先端の形状も、ストレートの物と、カーブしているものがある。 ストレートの物は薪割り斧が多く、真っ直ぐ落とす事で力が発揮される、カーブしている物は、伐採や薪割りに幅広く使われ、振り下ろす事で力が発揮される。 刃の厚さに関しても、斧は厚く、鉞は薄くなっている。

薪割り斧の厚み
鉞(キャンプ斧)の厚み

このキャンプ斧は、細くなった薪を更に割る事が出来る上に、火起こし用のフェザースティックを作る等細かく削る作業もしやすい。

このように持った時に力が入る様に設計されている

薪割りには、あまり力を必要としない、斧の方が、女性にも向いているのでオススメとの事。 と言う訳で、さっそく斧の奥義を伝授してもらった。 先にも書いた通り、斧は真っ直ぐ下ろす事で力が発揮される。 黒澤少佐いわく「上げてー、下ろすー」だけなのだ!

上げてー
下ろすー

ん、上げてーの時の格好どこかで見たことがあるぞ! こ、これは、ラストシューティングではないかっ!!! 私に乗りこなせるか? って事で、さっそくやってみる。

上げてー、下ろすー

まだ降ってますねーって、黒澤少佐に指摘される、、、振り癖が付いている様だ、、、 更に上級テクニックになると、薪に当たる前に速度が一番出る様に力を入れ、当たった時はもう力が抜けているのが理想との事。

これくらいのタイミングで一番速度が上がっている様に力を入れる

今まで自己流で振りまくっていたので、癖を直しながら、冬に向けての薪活をしていきたいと思う。 私的には、下記二種類の斧を用意して、使い分けることをお勧めしたい。

クサビ打込用薪割り斧
キャンプ斧

皆様も黒澤少佐の極意を参考にしてもらえたら嬉しい。 お買い求めは「正栄産業」へ

正栄産業株式会社 〒298-0124 千葉県いすみ市弥正790-3 TEL:0470-86-3160 URL:https://shoeisangyo.jp/

プロフィール

「木こりの源」こと井上源太郎

東京都出身。映像会社代表。玄米菜食カフェの経営、長柄町役場「移住定住コーディネーター」、森のスポーツパチンコ協会副理事長など幅広く活躍する。2017年よりNPO法人ふるさとネッツ(https://furusatonets.net/※リンクを張ってください)の理事となり、多くの地方がめざす地域創生を「林業」から実現する日本初のモデルとなるべく邁進中。

NPO法人ふるさとネッツ: https://furusatonets.net/