カモミールを育てよう！

黄色の花芯部が盛り上がる可憐な花には、リンゴに似た甘い香りがあります。リラックス効果が高く、ティーや入浴剤などに利用。一年草のジャーマン種や、宿根草のローマン種、観賞用のダイヤーズカモミールがあります。

【理想の栽培条件】

環境：日なた、風通し良好 土壌：水はけのよい肥沃な土壌 株間の目安：10～20cm

【data】

●原産地：：ヨーロッパ～アジア ●キク科　一年草･多年草 ●使う部位：花 ●用途：ティー、料理、入浴剤、ポプリ、園芸、切花、美容 ●効能：：沈静、リラックス効果 ●種まき：3月～4月／9月中旬 ●収穫：5月～6月 ●草丈：40～60cm ●幅：30～50cm

栽培ポイント

1. [種子まき] 種子をばらまきし、土はかけない。春まきより秋まきの方が大株に育つ。 2 [間引き] 10～20cmくらいの株間になるように、弱々しい苗から間引く。 3. [追肥] 特に必要ないが、ローマン種などの多年草は、春先の生育期に緩効性肥料を施肥。 4. [管理] 湿気に弱いので、茂りすぎた茎葉は間引くように切り取り、風通しをよくする。 5. [病害虫対策] 高温で乾燥すると、アブラムシがつきやすいので注意。 6. [収穫] 開花2～3日して、中心の黄色の花芯部分が盛り上がってきたものを摘み取る。（図1） 7. [殖やし方] ジャーマン種は種子まき。ローマン種、ダイヤーズカモミールは株分けも可能。こぼれ種でよく殖える。