シンプルな中に極意あり! 薪ストーブの上手な焚き方【その3】

薪ストーブを導入したいけど、毎日自分で焚くことができるのか不安な人も多いはず。今回はクワドラファイアの代表的なモデル「エクスプローラーⅠ」を例に着火から通常運行までの焚き方をご紹介。空気の供給方法やタイミングがポイントだ。

取材協力/ダッチウエストジャパン(株)

クワドラファイア「エクスプローラーⅠ」とは

クワドラファイアが開発、特許を取得した「クワドラバーン(四次燃焼)システム」搭載の薪ストーブ。排気がクリーンなクリーンバーン燃焼が特徴。(W68.3× D66.4×H70.5cm、168kg)

新鮮な空気を取り込みながら燃焼するため、揺らめきが多い炎に。この踊るような姿は「ダンシングファイヤー」と呼ばれている
空気供給をサポートするための「自動燃焼制御(ACC)システム」を搭載。ハンドルを操作するとタイマーが作動し、20分かけて空気弁を閉じる

いよいよ着火!

[1] 一次燃焼室の中で薪を組む。下から、中薪、細薪、焚きつけの順に積み上げるが、このタイプは幅が少し狭いので斜めに組むのがポイント。

[2] クワドラバーンシステムの薪ストーブには燃焼室の下前方に空気口があるので、着火剤はそのあたりに置く。

[3] 着火用具で着火剤に火をつける。

[4] ドアを少しあけた状態で燃焼させ、ドラフトが発生して火が大きくなるのを待つ。

[5] 下のエアコントロールレバーは空気量を最大にしておく。

[6] 火が大きくなり、この状態で焚き続ける。

[7] 温度計が200~300℃になったら、ドアをあけて太薪を追加する。

[8] 5分ほど経って追加した薪に火が移ってきたらドアを完全に閉め、下のエアコントロールレバーを調整する。

[9] これで通常運行。

取材・構成・文/藤屋翔子

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