緑を眺められる大きな窓が自慢の平屋のマシンカット
窓から景色を愛でる、明るいダイニングで家族と食事する、趣味を楽しむ……。木のぬくもりに包まれた空間に、ライフスタイルを反映した工夫があれば鬼に金棒だ。何げない日常が輝く、居心地のいいログハウスを紹介しよう。
千葉県・池田さん
設計・輸入/(株)ホンカ・ジャパン 施工/(有)KIGUMI
LDKに足を踏み入れると目に飛び込む一面の緑!

「庭を眺められる大きな窓が、とても気に入っています。在宅ワークの日は、朝ボーッと庭を眺めてから、庭を眺められる位置に座って仕事を始めます」と話すのは、平屋のログハウスに暮らす池田さんご夫妻。新居を持つにあたり、街中よりも自然が多くゆったりとした土地を求め、木々に囲まれたこの地に出会いログハウスを新築した。

「元々はログハウスのこともあまり知らなかったし、ましてや平屋なんて眼中にありませんでした。一戸建てといえば2階建てなのが当たり前、と思い込んでいたんです」とご主人。住宅展示場などをめぐるなかで、ログハウスに出会い、平屋の間取りが気になるように……。「私たちの暮らしに、2階って必要かな? と考えた結果、平家を選択しました」。奥さまも「実際に暮らしてみて、本当に平屋にして良かったと実感しています。この間取りで必要十分だし、掃除も楽なんです」。 天井が高いので面積以上にゆったりと感じられるのも、平屋にして良かった点だという。「大きな家ではありませんが、手狭に感じたことはありません」。

おふたりが選んだのは、いろいろなログハウスを見るなかで、「素人目に見ても質の高さを感じた」というホンカのフィンランド産のログハウス。契約を決める前から、家の配置や間取りについても、いろいろな提案を受けたという。「自分たちだけでは思い浮かばないようなアイデアを出してもらいました。暮らしてみてあらためて『こうして良かった』と感じることがたくさんありますよ」。 これから新居で初めての冬を迎え、薪ストーブも本格始動の予定。春からは庭づくりにも着手したいと、楽しいことが待ち受けている。
【 Detail 】
≪リビング≫



≪キッチン≫


≪寝室≫

≪サニタリー≫
≪玄関≫

≪外観≫



【DATA】 ●使用目的/住宅 ●家族構成/夫婦 ●工期/2023年10月~ 2024年4月 ●構造/丸太組み構法(カーブノッチ)、地上1階 ●使用ログ材/西欧アカマツ(W11.2×H18cm) ●外壁の塗料/ティックリラ(ベース1 回+2回塗り) ●内壁の塗料/無塗装 ●基礎/ベタ基礎 ●ストーブ/HETA ノルン ●床面積/1F 77㎡(23.3坪)、延床面積 77㎡(23.3坪) ●設計・輸入/(株) ホンカ・ジャパン https://www.honka.co.jp/ TEL 03-5309-236

取材・文/たむらけいこ、写真/関根おさむ