木に包まれた快適な住まい

千葉県・Gさん ●設計・施工/(株)ティーエージー 輸入/(株)スキャンDホーム

メーカーとの出会いで理想の木の家を実現

北欧デザインが大好きなGさんご夫妻が新居に選んだのは、木をふんだんに使ったスキャンDホームの北欧住宅。デザインが好みだったことに加え、自然素材を使った家であること、高気密・高断熱で耐震性に優れた高性能の建物であることも決め手となった。

「ログハウスも好きなので木の外壁を希望していたのですが、いくつか当たったところ、耐久性やメンテナンスの手間を理由に断られることが多かったんですよ」とご主人。ところがスキャンDホームだけは「木の外壁、いいですね」と、すんなり受け入れてくれたという。「ログハウスも手がけている会社ということで、木を使うことに自信があるのだな、と感じ、安心して建築をお願いすることにしました」と振り返る。

完成したのは、広々と開放的なLDKのある木の家。無垢の木の内装が目にも肌にも心地良い。「木の床は素足で過ごすのが気持ちいいんです。子どもが走りまわっているのを見ると、この家を建ててよかったと感じます」

「1階と2階で違った雰囲気を楽しめるように、内装に変化をつけました」とご主人が言うように、1階は木の腰壁に白いクロスの壁、木部には木目を透かしたホワイトの塗装を施して、北欧インテリアが似合う部屋に。一方、2階は無垢の木目を見せて、木の家の素朴な雰囲気を味わえるようにした。

「実はここが、とても気に入っている場所なんです」とご主人が指差したのは階段の下。見ると、壁際に本棚、隅には安楽椅子が配置されている。このスペースを確保するために、わざわざ広い踊り場のある折り返し階段を設けたほどの凝りようだ。「ほど良い狭さに守られている感じがあって、リラックスできるんです。書斎としても使え、作ってもらって大正解でした」。 性能もデザインも優れた三角屋根の木の家は、数ある希望を詰め込んだ、Gさんご夫妻の夢をかなえる家となった。

左/白い陶器の洗面シンクをカウンター板に組み込んだ、造作による洗面台 右/2階のトイレのドアにも、ブルーのアクセントカラーを取り入れた。白と木目の空間に、北欧テイストが加わった

DATA

使用目的/自宅 家族構成/夫婦+子ども1 人 ストーブ/さいかい産業「RS-4」 敷地面積/ 163m²(49.3 坪) 床面積/ 1F 74.52m²(22.54 坪)、2F 51.96m²(15.71 坪) 延床面積/ 126.48m²(38.26 坪)

取材・文/たむらけいこ 写真/関根おさむ