ラクこそ正義! 薪割り機入門【④】
ストーブ生活に欠かせない薪づくり。しかし、人力で大量の薪を作るには、労力と時間がいる。そこで、活用したいのが薪割り機だ。家庭でも手軽に導入できる機種や使い方について、薪割り機を輸入販売する新宮商行にポイントを聞いた。
取材協力/(株)新宮商行、ファイヤーワールド埼玉
割りにくい丸太に挑戦!
CASE1 二股の丸太はV底を狙う
自然物なので丸太の形状はさまざま。カシやケヤキなど、広葉樹は堅い木も多く、割り方を工夫したい。

二股の場合は、割る距離の短い方が効率がいいため、切れ込んでいるV 底をエッジに当てて割っていく。

うまくいかないときは別の木口面にチェンジ。なお、電気式はパワー不足で堅い木だととまることも。

割れないときは反対側など、さらに違う面で試していく。慣れれば割れやすい場所の見当もついてくる。
CASE2 節のある丸太は節を上に
丸太は節がある部分が堅い。節がある部分は凸凹して安定度が悪いので、上にくるように。

枝分かれした部分や節があるところは、繊維も複雑。スパッと割れにくいので、無理せず少しずつ割ろう。
CASE3 太い丸太は端から割る
エンジン式は太いものや堅い丸太でも簡単。太いものは端から少しずつ割ると効率がいい。

薪のサイズは、木口の1辺が8cm程度がベスト。丸太の太さに関係なく、最初から完成形のサイズになるよう、端から割るといい。
取材・文/魁生佳余子、写真/関根おさむ
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