使用した丸太は一万本!【世界最大】のログハウスって?

ピンときたあなたはログハウス通。わからなかった方も【 世界最大 】となると気になってしまいますよね! 早速ですが、正解はカナダ・ケベック州にあるホテル「シャトーモンテベーロ」。気になる内部ものぞいてみましょう! ※この記事で使用している写真は1985年当時に撮影したものです。

その広さはなんと11万立方メートル!

「シャトーモンテベーロ」がオープンしたのは今からさかのぼること約90年前の1930年のこと。 当時の日本はというと、家に電気やガス、水道が引かれ始め、少しずつ便利になってきた時代。 ログビルダー800人の手によって、シーダーの丸太を1万本以上使って完成させた3階建ての建物で、計11万立方メートルにも及びます。 建築期間はたった4カ月。そのうち丸太組みに与えられた期間はたった2カ月しかなかったそう。 当時、その一大プロジェクトに、カナダのみならず、アメリカからも大勢の見物客が訪れたといいます。 1981年にはカナダ初のサミット会議の会場ともなったことで再び脚光を集めました。

ロビーの中央部には、圧巻の暖炉(写真右側)がそびえたっています。その高さはなんと20メートル。 写真中央のソファに座る人物と見比べるとその大きさは一目瞭然ですね。 ロビー全体をできるだけ均等に温めるため、6方向に焚き口があり、その間口だけでも3.6メートルもあります。

すごいのは「広さ」だけじゃない !

ダイニングルームには、明るい朝日が差し込みます。たった4カ月という建築期間にもかかわらず、細部まで、特にドアまわりの装飾が凝った作りになっているのが見て取れます。

回廊ももちろん広々。 あちらこちらに椅子やソファが置かれ、ゆったりと過ごせる配慮がなされています。

客室数は210室。真四角な部屋ではなく、その形状や天井の仕上げなども趣がありますね!

世界最大のログハウス、いかがでしたか? 一度は現地を訪れてみたいものですね! 最近の様子はこちらの動画からもご覧いただけます! 英語ですが (笑)

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