秀逸ログハウスの間取り集【M邸 (株)JIN】

ひと口にログハウスといっても、オーナーの要望や立地条件は千差万別。カタチにあらわれた機能や意味を読み解くのも楽しいものだ。ログメーカー各社が工夫を凝らしたプランを集めてみた。 ※総工費は建築当時の税別価格です(一部を除く)。条件によって価格は変動するので、詳しくは問い合わせを。 ※モデルプランの参考価格は、温暖な平地での標準仕様の「総工費の目安(税別)」です

オープンLDKと一段下げた土間、二重に施した風除けの工夫が特徴

開けた敷地に立つハンドカットログハウス。風除けのための玄関はアーチカットをくぐった右側に設置した。さらに風除室も設けて、二重の対策としている。リビングには扉を設けずアーチカットにし、吹き抜けを造ることで空間の広がりと一体感を実現。家族で薪ストーブを囲めるようにと、40cm 下げた土間に設置したのも珍しい。

①【ガレージ】 趣味であるスキーのチューンアップのための物置を設けた。吊り戸なので床に段差がなく道具の出し入れがしやすい

②【リビングダイニング】 40cm 下げた土間が特徴的なリビングダイニング。薪の運び込みがしやすく、部屋が汚れにくいという利点がある

③【ロフト】 子どもが幼い間は家族で一緒に過ごすため、ロフトはワンフロアに。将来は区切ることを想定して、照明の配置を工夫している

【外観】 アウトリガー構造にしてロフトの広がりを確保、軒の出を大きく取ることでログ壁を風雨から守っている

【DATA】 延床面積/45.5坪(150.56㎡) 総工費/5000万円 構法/ハンドカット 用途/自宅 階数/ロフト ロケーション/郊外

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