ログハウスのプロが教えるプランニングの知恵【⑬】

あこがれのログライフを実現するには、ログハウスで実現したい暮らし方や目的を明確にし、プランニングに落とし込むことが重要だ。計画段階でポイントとなる部分をチェックしておこう。

取材協力/ (株)TALO インターナショナル 大久保潔さん、(株) ホンカ・ジャパン 平井邦明さん

薪ストーブは家の中心が理想。暖気の循環にも配慮したい

中央に据えると背面から出る熱も無駄にならないので、熱効率が高くなる

薪ストーブは設置場所によって熱効率が変わる。最も熱効率のいい薪ストーブの置き場は、大きな空間の中心。LDKの真ん中ということになるだろう。方角でいうと、北側に配置するのがいちばん良いとされる。360度に向けて熱が放射されるので、無駄なく全体があたたまる。その次に背面が壁になった部屋の中央、部屋のコーナーといった順になる。 しかし、空間が細かく仕切られていて中央に置けないことや、どこからでも見える場所、薪の搬入がしやすい場所に設置したいなど、個々に事情は異なる。施主のログライフにおける薪ストーブの優先順位や、間取り的に暖気がうまく循環する場所かどうかなど、細部まで考えて位置を決めよう。

取材、文/魁生佳余子、写真提供/(株)TALO インターナショナル

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