ログハウスのプロが教えるプランニングの知恵【⑨】

あこがれのログライフを実現するには、ログハウスで実現したい暮らし方や目的を明確にし、プランニングに落とし込むことが重要だ。計画段階でポイントとなる部分をチェックしておこう。

取材協力/ (株)TALO インターナショナル 大久保潔さん、(株) ホンカ・ジャパン 平井邦明さん

深い軒でログ壁を守るのが基本。ウッドデッキを覆う屋根も◎

家を守るため、軒は出した方がいい。寒冷地では雪庇の被害を防ぐため、雪が敷地内に落ちるよう軒の深さを計算しよう

雨や雪、また紫外線からログ壁や塗装を守るため、軒は深い方がいい。ログメーカーでは標準仕様で90cmほど(雨樋をプラスして1m ほど)を設定しているところが多い。また、ウッドデッキまで軒をのばすと、セカンドリビングとしての使い勝手が良くなる。しかし、軒は出せばいいというものではない。深すぎると今度は屋内に光が届きにくくなるので、天窓を作るなどの工夫も必要だ。

ウッドデッキまで軒をのばす場合、デッキ上に天窓を設けると屋内に光を取り込みやすい

取材、文/魁生佳余子、写真提供/ (株)TALO インターナショナル、(株)ホンカ・ジャパン

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