ログハウスのプロが教えるプランニングの知恵【⑧】

あこがれのログライフを実現するには、ログハウスで実現したい暮らし方や目的を明確にし、プランニングに落とし込むことが重要だ。計画段階でポイントとなる部分をチェックしておこう。

取材協力/ (株)TALO インターナショナル 大久保潔さん、(株) ホンカ・ジャパン 平井邦明さん

大開口のカーテンウォールと片流れ屋根の人気が高まっている

TALOインターナショナルのカーテンウォールは、開口部が大きく開放感抜群

ログハウスには構造上、開口部の大きさに制限がある。しかし最近のログメーカーでは、独自の新工法を開発し、大開口を可能にしてたカーテンウォール(荷重を支えない壁)構造の商品もある。壁面いっぱいまで使った大きな窓を作ることができるため、郊外や別荘地など、風光明媚な土地で景色を楽しむために取り入れる人が増えている。

片流れ屋根はすっきりしたデザインで市街地にもなじみやすいうえ、実用性も高いことから人気が高まっている

また、デザイン的に人気が高まっているのが片流れの屋根だ。シンプルなデザインは市街地にもなじみやすい。モダンでスタイリッシュな印象に仕上がるのも魅力。雨樋の設置が片方だけでよく、コストが比較的かからないことや、雪も一方向にのみ落ちるので処理しやすいといった実用性も見逃せない。

片流れ屋根はロフトの端のデッドスペースが利用しにくい。使える床面積を確保するならシェッドドーマーに

取材、文/魁生佳余子、写真提供/ (株)TALO インターナショナル、イラスト/内藤しなこ

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