ログハウスのプロが教えるプランニングの知恵【⑦】

あこがれのログライフを実現するには、ログハウスで実現したい暮らし方や目的を明確にし、プランニングに落とし込むことが重要だ。計画段階でポイントとなる部分をチェックしておこう。

取材協力/ (株)TALO インターナショナル 大久保潔さん、(株) ホンカ・ジャパン 平井邦明さん

妻壁はパネル工法かログ積みか、特性を理解して選びたい

1階から妻壁までログ積みにした総二階建てのログハウス。壁面に統一感がある

ログハウスには、1階から2階まですべてをログで組み上げるタイプと、妻壁(三角形になった外壁部分)をパネルなど、ログ以外で作るタイプがある。前者は壁のデザインに統一感があるのが魅力だ。この場合は2階も(屋根勾配による影響も含めて)セトリングに配慮した構造にする必要がある。

パネル工法の妻壁なら大開口が作れ、明るい空間が実現しやすくなる

一方、妻壁にパネル工法を採用すると、ログ積みタイプよりも2階に窓を多く設けることができる。どちらがいいかは一概にはいえないが、メーカーによっても採用しているタイプがさまざまなので比べてみよう。

取材、文/魁生佳余子、写真提供/ (株)TALO インターナショナル、(株)ホンカ・ジャパン、イラスト/内藤しなこ

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