ログハウスのプロが教えるプランニングの知恵【⑤】

あこがれのログライフを実現するには、ログハウスで実現したい暮らし方や目的を明確にし、プランニングに落とし込むことが重要だ。計画段階でポイントとなる部分をチェックしておこう。

取材協力/ (株)TALO インターナショナル 大久保潔さん、(株) ホンカ・ジャパン 平井邦明さん

吹き抜けと天窓を採用するとログの室内空間がより魅力的に

天窓を多用したロフト。3連の天窓は明るさを取り込むだけではなく、空間をセンスアップさせている

プランニングにあたっては、吹き抜けや窓を効果的に使い、開放感を出したい。薪ストーブの暖気を循環させるためにも、吹き抜けは有効だ。ログハウスは勾配屋根で高さをフル活用できるため、天井のある家より大きな開放感が得られる。見た目でも変化をつけられるので、吹き抜けのデザインは重要だ。

勾配屋根を生かした吹き抜けは、高さをフルに使った開放的な空間がつくれる。塗装で個性を出すのも◎

光を効果的に取り入れたいなら、天窓を採用しよう。腰窓を作りにくいロフトには特に効果的だ。その際、寒冷地以外の地域では西側や南側に作ると、日光が直接差し込んで日中はまぶしく、ロフト部分がかなり暑くなってしまうので避けるのがセオリーだ。寒冷地はあまり方角に左右されないが、やはり南側は避けたい。また、機能性だけではなく、デザインも考えたうえで配置すると、空間がグッとしゃれたものになる。

取材、文/魁生佳余子、写真提供/ (株)TALO インターナショナル、(株)ホンカ・ジャパン

関連キーワード