薪ストーブの基礎知識 ②

薪ストーブの形や機能はさまざまで、どれがいいのかわかりにくいもの。機種選びの際に役立つポイントを紹介しよう。

【point2】素材

本体の材質の違いがデザインや特性にも影響

ストーブ本体を構成する素材の主流は鉄だ。また、石材を多く取り入れたモデルも存在する。それぞれあたたまり方や蓄熱性、デザインに特徴があるので、好みに合わせて選びたい。

鋳鉄

溶かした鉄を鋳型に流し込んで成形しているのが鋳鉄。安定した輻射熱が得られ、蓄熱性も高い。複雑な形を作りやすいため、表面にレリーフなど凹凸をつけるデザインも得意。クラシックな雰囲気の四角いデザインが多い傾向がある。 [画像提供:ダッチウエストジャパン]

鋼板

鉄板(鋼板)をプレス加工や溶接によって成形する。シャープな直線ややわらかい曲線など、デザインの自由度が高く、鋳物製に比べてモダンな印象のものが多い。また、熱伝導に優れ、鋳鉄に比べてあたたまるのが比較的早いのも特徴。 [画像提供:メトス]

天然石

ソープストーンという天然石が代表的で、蓄熱性が高いのが特徴。穏やかなあたたかさが長時間持続する。石材ならではの落ち着いたラグジュアリー感も特徴。自然素材なので模様は一台一台異なり、「世界にひとつ」のオリジナル性が楽しめる。 [画像提供:長野総商]

関連キーワード