【カルテ 13】「セルフ外壁塗装は安上がりで得るものが大 」④

ログドクターの小林さんが自宅のログハウスをセルフで塗装。これまでプロとしてメンテナンスに携わってきた豊富な経験を生かした、外壁塗装のコツを教えてもらった。

教えてくれた人:(株)ティーエージー 顧問 小林 彰さん

【点検、補修】足場があるうちに点検、補修を

せっかく足場を組んだらぜひ行いたいのが、躯体全体の点検です。ふだん見られない場所は特に念入りにチェックを。風雨や紫外線にさらされて意外な部分が傷んでいるかもしれません。今回わが家では、バルコニーにひびが入って腐食しているのを発見。パテで埋めてから塗装しておきました。外壁塗装は、こういった補修が済んでから行いたいもの。そのため、日程には余裕を見込んでおくことが大切です。

木部のひび割れを発見
足場があれば煙突掃除も行いやすい
奥まった所にハチの巣を発見。撤去は専門の業者に依頼すると安心
屋根はウレタン吹きつけ塗装の劣化が少なかったので、今回は高圧洗浄だけにした

≪ PROFILE ≫ 小林 彰 (株) ティーエージー顧問、(同)ティーエージーメンテナンス顧問、管理建築士、応急危険度判定士。

1993年、ログハウスと北欧住宅を手がける(株)ティーエージーを設立。設計、プランニング、現場監理、アフターメンテナンスを行なうなか、ログハウス全般に関しての「駆け込み寺」的な地位を確立する。2014年、ログハウスの改修、補修に特化した(同)ティーエージーメンテナンスを設立。他社の物件も含め、傷んだログハウスの相談や治療を行なっている。

関連キーワード