おいしくて楽しい! 庭で育てたい<野菜><ハーブ><果樹>【その26:サトイモ】

自分で育てた野菜や果実がおいしいのは、何といっても新鮮だから。土とふれあう癒しの効果で心身をリフレッシュできるのも魅力です。家庭菜園向きの野菜、ハーブ、果樹を、わが家の庭で育ててみてはいかが。

サトイモを育てよう!

大きくてマットな質感の葉は存在感があり、個性的な雰囲気を楽しめます。茎が地中で変形、肥大してイモができます。乾燥に弱く、生育盛りに雨が少ないとイモができにくいので、十分な水やりを心がけましょう。

【理想の栽培条件】

環境:半日陰、高温多湿 土壌:水はけのよい肥沃な土(ph 5.5~6.0) 株間の目安:35cm

【data】

●原産地:東南アジア ●サトイモ科 多年草 ●栄養素:ビタミンC、ムチン、ガラクタン ●球根の植えつけ:4月~5月上旬 ●収穫:10~11月 ●収穫まで:約200日 ●草丈:60~100cm

栽培ポイント

1. [植えつけ] よく耕した土に芽が出る方を上にし、タネイモを5~6cmの深さに植える。 2. [追肥] 梅雨入り前までに2回、少量の化成肥料を株のまわりに施す。 3. [土寄せ] 子イモは親イモの上にできる。地上に子イモが出ないようにするため、追肥と同時に、株元に土寄せをする。子イモから出た芽は土寄せの際に埋めてしまうこと。( 図1 ) 4. [病害虫対策] ヤマイモハムシが葉を食害するので見つけしだい捕殺。連作を避け、ネコブセンチュウを防ぐ。 5. [収穫] 霜が降りる前に、肥大したイモを掘り取り収穫する。あらかじめ地上部の茎葉を刈り取っておくとよい。

協力/『ガーデン&ガーデン』、イラスト/おかもとみほこ

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