おいしくて楽しい! 庭で育てたい<野菜><ハーブ><果樹>【その22:ブルーベリー】

自分で育てた野菜や果実がおいしいのは、何といっても新鮮だから。土とふれあう癒しの効果で心身をリフレッシュできるのも魅力です。家庭菜園向きの野菜、ハーブ、果樹を、わが家の庭で育ててみてはいかが。

ブルーベリーを育てよう!

たわわにつく実だけでなく、春の白い花や、秋の紅葉も楽しめる人気の高い小果樹です。大別して、ハイブッシュ系とラビットアイ系の2系統があります。系統により気候の適応範囲が異なるので、栽培地域に合わせて品種を選ぶことがポイント。酸性の土を好むので、土壌酸度を調整する必要があります。

【理想の栽培条件】

環境:日なた 土壌:排水性のよい肥沃な土壌 株間の目安:1.5m

【data】

●原産地:北アメリカ ●ツツジ科 落葉低木 ●栄養素:アントシアニン、ルテイン、カロテン ●苗木の植えつけ:3月~4月上旬/10月~11月 ●収穫:6月中旬~9月上旬 ●収穫まで:2~3年 ●樹高:1.5~3m

栽培ポイント

1. [植えつけ] 酸性の土を好むので、事前にピートモス(酸度未調整のもの)などをすき込み、酸度調整を。ハイブッシュ系はpH4.3~4.8、ラビットアイ系はpH4.3~5.5が最適。暖地では秋植え、冷涼地では春植えで。 2. [追肥] 1~3月上旬に有機質肥料を、5~6月の夏肥、8~9月のお礼肥には、速効性化成肥料を施す。 3. [剪定] 植えつけ後2~3年は、先端の花芽を剪定して株の生長を促す。その後は、主軸となる枝が4~5本となるように管理。3年ほどすると実つきが悪くなるので、株元から切り戻して枝を更新する。枯れ枝や細くて弱った枝、交差枝、弱々しいシュートなどはつけ根から取り除く。( 図1 ) 4. [病害虫対策] イラガやミノムシは捕殺する。 5. [収穫] 青紫に色づいたものから収穫。

協力/『ガーデン&ガーデン』、イラスト/おかもとみほこ

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