【カルテ 07】「薪ストーブの調子がイマイチ…」

教えてくれた人:㈱ティーエージー 顧問 小林 彰さん

煙道火災の恐れがあるので定期的な煙突掃除を

薪ストーブは、ログハウスでは多く使用されるアイテムです。ただし、やはり定期的な煙突のメンテナンスは必須。煙突は、燃やすものにもよりますし、断熱煙突かシングル煙突か、煙突形状などでも差が出ますが、必ずススやタールが付着してしまいます。多量に付着したまま使用すると煙道火災を起こしてしまい、最悪の場合はログ本体にも影響します。

煙突内部や上部には3年ほど経つとススやタールが付着する。定期的なメンテナンスは必須だ

≪ PROFILE ≫ 小林 彰 (株) ティーエージー顧問、(同)ティーエージーメンテナンス顧問、管理建築士、応急危険度判定士。

1993年、ログハウスと北欧住宅を手がける(株)ティーエージーを設立。設計、プランニング、現場監理、アフターメンテナンスを行なうなか、ログハウス全般に関しての「駆け込み寺」的な地位を確立する。2014年、ログハウスの改修、補修に特化した(同)ティーエージーメンテナンスを設立。他社の物件も含め、傷んだログハウスの相談や治療を行なっている。

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