おいしくて楽しい! 庭で育てたい<野菜><ハーブ><果樹>【その15:ヒメリンゴ】

自分で育てた野菜や果実がおいしいのは、何といっても新鮮だから。土とふれあう癒しの効果で心身をリフレッシュできるのも魅力です。家庭菜園向きの野菜、ハーブ、果樹を、わが家の庭で育ててみてはいかが。

ヒメリンゴを育てよう!

普通のリンゴよりも小さい果実が特徴。そのため、庭木や盆栽にも利用され観賞価値の高い人気の植木です。樹高は0.3m~10m前後と、一般的なリンゴよりも低いことが特徴。9~11月頃につける2~3cmほどの小さな実は、リンゴに比べて味が落ちるため、加工品に利用されます。寒さには強いが、暑さには弱いので日陰や風通しの良い場所で育てましょう。

【理想の栽培条件】

環境:日なた、風通しの良い場所 土壌:通気性、水はけの良い肥沃な土 株間の目安:1m

【data】

●原産地:中国 ●バラ科 落葉高木樹 ●栄養素:クエン酸、カリウム ●苗木の植えつけ:9月~6月 ●収穫:9月~10月下旬 ●収穫まで:3~4年 ●樹高:2.5~5m

栽培ポイント

1. [植えつけ] 風通しと水はけの良い場所を選び、腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでから植えつける。植えつけ後は、支柱を立てることを忘れずに。 2. [肥料] 肥料が、足りないと病害虫の被害にあうので注意すること。4~5月と9~10月に有機肥料を施す。 3. [剪定] 12~3月下旬までが、剪定時期。4年目以降に、短枝や立枝の分岐点のすぐ上で切る。 4. [病害虫対策] 黒星病や斑点、落葉病などのほかに、病害虫の被害にもあいやすいので、見つけ次第、殺菌剤、殺虫剤で駆除する。 5. [収穫] 9~10月に、ピンポン玉サイズに育てば収穫の適期。そのまま食べると甘味が少なく味が劣るので、砂糖と煮詰めたり、水あめをコーティングしりんご飴にするなど、加工すると良い。

協力/『ガーデン&ガーデン』

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