世界のログハウス [カナダ]  カーサス&ウォルター邸

海外のログハウスには、ひと目見てハッとするような美しさやアイデアに富んだものが多い。法規制やコスト面で取り入れることが難しい場合もあるが、ログハウス好きなら意匠やコーディネートに刺激をもらえるはず。そんな秀逸なログハウスを紹介しよう。 ※この記事は、書籍『世界のログハウス』の記事を再構成したものです。

太平洋側はすべてガラス窓にしたカーサス&ウォルター邸

カナダ・ブリティッシュコロンビア州、バンクーバーアイランドのユアンデフカ海峡に面して建つこのログハウスは、世界的な政治コンサルタント、ハーリー・ウォルターさんの4軒目の家。夫人のペトラ・ウォルターさんもトロントやバンクーバーなどにブティックを持ち、ニースにはイメージキャンペーン会社や映画制作会社を経営する実業家。文字通り仕事で世界中を駆けめぐる夫婦の2軒目のログハウスだ。旅行していて気に入った場所があると、1年の何日かを過ごすというご夫婦。ここも乗馬を兼ねたハンティングに訪れて魅せられた場所だ。1軒目は6つの寝室のあるゲストホーム。今度のこのログハウスは夫婦のリラクゼーションを主眼において、贅沢な2寝室だけを取っている。それも共有の広いリビングスペースのほかに、それぞれの寝室に独立したリビングがあり、さながらスイートルームのよう。もちろんどの部屋からも海を臨める設計だ。

2×4工法とガラス張りの織りなす見事なリビング空間の創造

コミュニティスペースのリビングは、ルーフデザインをバーン型にして高い天井を確保。さらに床から天井まで大胆にガラスを採用してとても開放的。まるで船に乗っているかのような雰囲気さえするほど。もちろん、ここからの眺めはご夫妻の大のお気に入りでもある。

ダイニングから太平洋を一望出来る大きな開口部を持ったリビングを臨む

イタリアンテイストのモダンな家具が置かれたインテリアは洗練されたお洒落な雰囲気。すべてをモダンな家具で統一した、こんなログハウスの空間づくりも素敵だということを再認識させてくれる。

ポスト&ビームのコーナーをうまく利用した使いやすそうなキッチン
1階寝室と2階リビングをつなぐモダンなログのらせん階段