セカンドハンドの里山ログで自身の趣味と家族の時間を両立
楽しいこと、頑張ったことがあると、人は誰かに話したくなる。失敗エピソードだって、共感や賞賛が得られればうれしいものだ。ログハウスを舞台に趣味的な暮らしを楽しみ、それをSNSで発信している家族を紹介しよう。
SOさん
SOさん一家の休日は土曜の朝、市街地の自宅から車で2時間ほどのログハウスへ移動することから始まる。山菜採りや川遊びなど、季節ごとの遊びを見つけて1泊2日を過ごすのが定番だ。「山小屋(ログハウス)を手に入れる」ことは、未来にかなえたいことや目標を書き込むオリジナルの「人生年表」にSOさんが掲げていた夢のひとつ。「野菜づくりや陶芸など、僕がしたいことをすると、家や家族と離れなくてはならなくなる。家族と過ごしながら、自分のしたいことを実現するにはどうしたらいいか?」。その答が、週末のログハウスだった。
ログハウス購入を決めた2020年、奇しくも新型コロナで生活が一変。リモートワークになり、趣味の旅行ができなくなると、ログライフの価値はより高まった。「ふだんは都会で暮らしていて、リモートワークなこともあって家にいると仕事がちらつく。ここに来ることで気持ちをリセットできます」。
子どもの成長記録やログハウスで感じたワクワクを発信するSNSには、廃屋化する別荘地のログハウス問題に一石を投じたいという思いもある。「ログハウスはそれだけで魅力があるし、SNSを通して地域を活性化する動線づくりができれば、ログの資産価値を上げる仕組みができる」とSOさん。未来への展望を抱きつつ、ログライフを満喫している。
【 Detail 】
≪外遊び≫
≪ログハウス室内≫
取材・文/白柳里佳、写真/大西二士男(一部を除く)