どこにいても家族の気配を感じる安心感

落ち着きのあるブルーの壁がひと際目を引く平屋のログハウス。揃ってアウトドア好きという突山さんご夫妻は、新居の計画が持ち上がった当初から「建てるなら木の家に」と考えていた。雑誌やインターネットで調べるうち、木の家にもさまざまな種類があることを知り、最終的に行き着いたのがログハウスだった。　家づくりのパートナーに夢木香を選んだのは、見学したログハウスの仕上がりの美しさが印象に残ったから。同社のログは幅１３８×高さ２０３㎜で、他社と比べてやや大きい。積み上げる段数が少なくなり、メンテナンスがしやすく、仕上がりが美しいのが特徴だ。

ログハウスを平屋で建てることにしたのは、共働きのライフスタイル、そして将来を見据えてのこと。生活のすべてがワンフロアで完結する平屋は、動線の短さから家事を効率化でき、子育て中だけでなく、高齢になってからも暮らしやすいのだ。「上下の移動がないのは思った以上に暮らしやすいですね。段差がないので、掃除はロボット掃除機で済みますし、子どもがいても安心です」

一方、平屋で課題となりがちな採光の確保だが、突山さん宅の敷地は南側接道で周囲に光を遮る建物がなく、天窓などを設けなくても採光は十分。ひと続きのＬＤＫには天井高を生かしたロフトを設け、明るく開放的な空間に仕上げた。階段が不要な分、空間を有効に使えるのも平屋の利点で、リビングに隣接した和室やワークスペースは、暮らしやすさアップに貢献している。

ご主人がどうしても欲しかったというインナーガレージは、騒音などに配慮して住まいの端に配置。ＬＤＫとは距離を取っているが、直線の廊下で行き来できるため、時折子どもが顔をのぞかせ、作業を手伝うことも。趣味に没頭していても家族の気配が感じられるのがうれしい。　家族との一体感をもたらす平屋ログハウスで、ご一家はかけがえのない時間を大切に過ごしている。

DATA

使用目的／ 自宅 家族構成／ 夫婦＋子ども2 人 使用ログ材／ 欧州アカマツ　フィンランドパイン（W13.8 × H20.3㎝） ストーブ／ ネスターマーティン「C43」 敷地面積／ 462.79㎡（139.99 坪） 床面積／ 1F104.71㎡（31.67 坪）、ロフト13.02㎡（3.93 坪）、ガレージ／ 21.84㎡（6.60坪） 延床面積／ 139.57㎡（42.21 坪） 総工費／ 3430 万円＋税