「ととのう」って何?? サウナでリフレッシュする方法 その②

昔から蒸し風呂などを愛好してきた日本人だが、サウナ人気も高く、統計では年々利用者は増加傾向にある。なぜサウナが愛されるのか、基礎知識や入浴方法、また作り方について知っておこう

取材協力/(株)ビックボックス

サウナ室とサウナストーブを知る

サウナは一般的に下段が70~80℃、上段が90℃ほどになる。高さの異なるベンチがあるといろいろな温度を楽しみやすい

サウナ室は洗い場、脱衣所、サウナで構成され、涼むためのテラスがあるとさらに快適になる。室内にはベンチとサウナストーブを設置するが、上にいくほど高温になるので、ベンチは階段状だと人それぞれ好みの温度でサウナ浴ができる。

【薪式サウナストーブ】・電気がなくても使える ・炎を見ながら落ち着ける ・燃焼によって空気が循環

サウナの心臓部であるサウナストーブには主に電気式と薪式の2タイプあり、条件や使い勝手で選ぶといいだろう。電気式は温度のコントロールがしやすく、あたたままりも早い。薪のように煙も発生しないので住宅地で使用できるのもうれしいところだ。ただし、空気の循環は少ないので吸排気口が必要。設置には電気設備が必要なので、自宅で使う際にはワット数を確認したい。

【電気式サウナストーブ】 ・スイッチを押すだけで起動 ・あたたまりが早く、温度設定が手軽 ・煙が発生せず煙突が不要

一方の薪式ストーブは電気を使わないので、どこでも設置できる。薪に火をつけて室内が温まるまでには少し時間がかかり、 煙の匂いもあるので近所への配慮が必要な場合もある。しかし炎のゆらぎや醸し出す雰囲気は格別で、根強い人気がある。

サウナを週に数回ほど使用する場合は、1年に一度サウナストーンを交換したい。欠けや強度に問題がないか、状態の確認を定期的に行おう

サウナストーブは外側が熱くなるので、囲いがあった方がいい。周囲の壁も含め、自治体の火災予防条例などに適応した素材を使おう

伝統的な薪式ストーブは炎の眺めで心がやすらぐ。サウナーからは電気式と薪式では蒸気の感触が異なるという声も
サウナストーブは外側が熱くなるので、囲いがあった方がいい。周囲の壁も含め、自治体の火災予防条例などに適応した素材を使おう

文/魁生佳余子

関連キーワード