【ガーデン木工】フラワーBOXスタンドを作ろう【その1】

鉢植えや雑貨を飾るスタンドがあれば、高低差を生かした立体的な演出が可能に。DIY好きなベテランガーデナーの野々山さんに、素敵な木工作品の作り方を教えてもらった。ぜひチャレンジしてみてほしい。

取材協力/和信ペイント

移動が大変だった過去の作品の弱点を改善

ガーデンDIYを幅広く楽しんでいる野々山さん。以前、鉢植えを飾るために作ったフラワースタンドはサイズが大きめで重く、移動がなかなか大変だった。そこで、少し小ぶりなサイズに変更し、安価で軽量なスギ材を使って作り直すことに。「BOX部分を分離できるようにしたので、気軽に動かせます。植え替えなどの作業もラクにできますよ」と野々山さん。自己流のDIY歴は長いが、今回は和信ペイントの阿部さんに塗装のアドバイザーをお願いした。

フラワーBOXは単独で雑貨のディスプレイにも使える。金網にハンギングするのも◎

部材はすべてホームセンターで所定の寸法にカット。組み立て前に塗装して、塗りムラや無塗装の部分ができないようにした。作品はあくまで植物の引き立て役、というのが野々山さんのポリシー。そのため、どんな植物にも合う白をベースに、アクセントとして水色をセレクトしている。プロの塗装テクニックに「なるほど」と何度も感心しながら、無事に完成させることができた。

フラワーBOXは取りはずし可能で、植え替えなどの作業がラクラク
底面に段差があるので手をかけやすい
底が金網だから、鉢などを置いて水やりをしても水がたまらない賢い設計

フラワーBOXスタンドの展開図

フラワーBOXスタンドの部材表

必要な道具、資材

教えてくれた人

野々山邦彦さん(右)ガーデニング歴30年の野々山邦彦さん。奥さまのアイデアを次々と形にしてきたDIYの達人で、守備範囲は木工からモルタル造形までと幅広い。 Instagram:cotucotu_garden

塗装アドバイザー

和信ペイントの阿部大介さん。基本的な塗り方と、塗装によるエイジング加工などを教えてくれた。DIY が得意でプライベートでも自宅に工房を自作するほどの腕前の持ち主

イラスト/内藤しなこ

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