ログハウスのプロが教えるプランニングの知恵【②】

あこがれのログライフを実現するには、ログハウスで実現したい暮らし方や目的を明確にし、プランニングに落とし込むことが重要だ。計画段階でポイントとなる部分をチェックしておこう。

取材協力/ (株)TALO インターナショナル 大久保潔さん、(株) ホンカ・ジャパン 平井邦明さん

土地探しは水道や電気をチェック。契約する前にログメーカーに相談を

土地を契約する前に、必ずログメーカーに相談しよう。不動産情報だけでは読み取れない情報があり、プロの判断が重要だからだ。土地の価格が安くても、水道やガスが通っていないと設置費用が必要になるし、土地形状しだいでは基礎工事に費用がかかる場合もある。 希望の土地が見つかったらログメーカーに見てもらい、アドバイスを仰ごう。いい土地はすぐに売れてしまうので、見つけたら即連絡を取りたい。迅速な行動力も家づくりには必要なのだ。

将来の変化を見越して考える。予算により設備の先送りもアリ

最初からあれもこれもと詰め込むと、予算オーバーしてしまう。今すぐ必要がないならば、ライフスタイルの変化に合わせて追加すると無駄がない。薪ストーブは外の煙突と床の補強だけしておけば、いつでも追加できる。子ども部屋もひとつの空間にドアをふたつつけておくといい。あとで壁を追加して仕切るのは、それほど費用がかからない。

取材、文/魁生佳余子、イラスト/内藤しなこ

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