玉切り用チェーンソーの選び方【その③ エンジンと電動のメリット・デメリット】

チェーンソーは薪づくりに欠かせない相棒だ。しかし、初心者にとって選ぶ基準はわかりにくい。そこでハスクバーナ・ゼノアの黒澤さんに機種選びのコツを教えてもらった。

取材協力/ハスクバーナ・ゼノア、きさらづCAMP

エンジン式のメリット

★安価な小型機からプロ用の大型機まで種類豊富 ★電動式(バッテリー)よりパワーのある機種が選べる ★エンジン音を聞くとやる気が出る

エンジン式のデメリット

★うるさい ★振動が大きく疲れやすい ★燃料の用意・長期の管理が面倒 ★始動の手間がかかる ★メンテナンスの手間がかかる ★暖機が必要

エンジン式 スタートの手順 ※「545 MarkⅡ」の場合

①燃料を入れる。 ②チェーンオイルを入れる。 ③燃料、オイルの補充が終わったら移動する。

④カチッと音がするまでチェーンブレーキを前に倒してブレーキをかける。 ⑤プライミングポンプを何回か押して、キャブレターに燃料を送る。 ⑥チョーク連動スイッチを手前に引っ張ってから上に上げるとチョークを引いた状態になる。

⑦スターターを引く。初爆(最初の単発のエンジン音)が起きたらチョーク連動スイッチを真ん中の位置に戻す。 ⑧もう一度スターターを引いてエンジン始動。 ⑨チェーンブレーキを解除して、丸太を切り始める。

電動式(バッテリー)のメリット

★中・低回転でも切れる ★発熱が少ない ★始動の手間が少ない ★スイッチオンですぐ使える ★急な使用に対応しやすい(キャブレターなどの調整がないため) ★メンテナンスの手間は少ない

電動式(バッテリー)のデメリット

★小~中型機のみで、大型機はない ★エンジン式より非力な傾向(ただし、最近はパワフルな機種も登場)

電動式(バッテリー) スタートの手順 ※「540i XP」の場合

①バッテリーを本体に装着する。

②チェーンオイルを入れる。 ③カチッと音がするまでチェーンブレーキを前に倒してブレーキをかける。

④スタートスイッチを入れる。 ⑤チェーンブレーキを解除して、丸太を切り始める。

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