おいしくて楽しい! 庭で育てたい<野菜><ハーブ><果樹>【その24:カボチャ】

自分で育てた野菜や果実がおいしいのは、何といっても新鮮だから。土とふれあう癒しの効果で心身をリフレッシュできるのも魅力です。家庭菜園向きの野菜、ハーブ、果樹を、わが家の庭で育ててみてはいかが。

カボチャを育てよう!

高温、低温どちらにも耐え、やせた土地でも育つ丈夫な野菜です。通常大きな実をつけるものは地をはわせて育てますが、実が小さい品種は、フェンスやアーチにからませて育てると、庭に愛らしさを演出できるのでお勧め。自然受粉しにくいので、開花後は、人工授粉をすることで結実が確実に。朝9~11時頃に行うのがベストです。

【理想の栽培条件】

環境:日なた、風通し良好 土壌:水はけ・水もちのよい土(ph 5.5~6.5) 株間の目安:60cm

【data】

●原産地:アメリカ ●ウリ科 一年草 ●栄養素:カロテン、ビタミンC・E、βカロテン、食物繊維 ●種まき:4月 ●植えつけ:4~5月 ●収穫:7月~8月 ●収穫まで:約90~120日

栽培ポイント

1. [種子まき] 土を入れた9cmポットに、湿らせた種子を横に寝かせるようにして1cmぐらいの深さに埋める。 2. [植えつけ] 本葉が5枚ぐらいになったら植えつける。 3. [追肥] 植えつけ2週間後と、実がやや大きくなってきた頃に、株のまわりに化成肥料を少量施す。 4. [整枝] 親ヅル1本、子ヅル1本の2本仕立てにし、ほかの子ヅルは摘む。2本のツルは離すように広げる。 5. [人工授粉] 花が咲いたら、雄花を摘んで雌花の中心にある雌しべに雄花の花粉をつける。 6. [病害虫対策] 梅雨があけて乾燥しはじめると、うどんこ病が出やすいので風通しをよくすること。 7. [収穫] 開花後40~45日ぐらいが適期。実のつけ根部分の茎(果柄)が、コルクのようになり、皮がかたくなってきたら、熟したサイン。

協力/『ガーデン&ガーデン』

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