【二地域居住】セカンドハウスづくりのABC ④

自然豊かな地方にセカンドハウスを持ち、都市部の拠点と行き来しながら暮らす「二地域居住」というスタイルが広まっている。気になるコスト面の課題や最新情報についてフィナンシャル・プランナーの山口りなさんにお話を伺ってみた。

取材・構成・文/藤城明子(ポルタ)

二地域居住の成功の決め手は緻密な情報収集にあり!

各自治体の移住相談窓口やHPで最新情報を確認

二地域居住を成功させるポイントはコスト面だけではない。実現すればライフスタイルが大きく変化するため、家族の中で生活イメージをすり合わせておくことが必要だ。「どんな暮らしをしたいのか」「セカンドハウスで何をしたいのか」「どれくらいお金をかけられるのか」をお互いに確認しておかないと、のちのち「こんなはずではなかった」と頓挫することもあるかもしれない。

また、予定地をいろいろなタイミングで何度も訪れ、雰囲気を肌で感じてみることも大切。できれば日帰りではなく連泊して、日中の寒暖差や季節ごとの変化も体験しておきたい。シェアハウスや民泊などを利用して、短期間住んでみるのもおすすめだ。地方自治体が移住希望者に向けてお試し居住サービスを提供したり、自治体と連携した地方銀行が移住やセカンドハウスローンの相談窓口を設けていたりすることもある。「予定地のイメージが固まったら、自治体の窓口で情報収集を行うのが成功の秘訣です」。

取材・構成・文/藤城明子(ポルタ)

関連キーワード