キレイが長もち! ログハウスの外壁塗装【その③】

ログハウスで長年快適に住み続けるには、こまめなメンテナンスは必須だ。特に外壁は傷んでくると見た目の美しさを損なうだけではなく、家全体の耐久性が低下してしまう。新築時の外壁塗装と再塗装の際に気をつけたいポイントを押さえておこう。

取材協力/アペント(株)

再塗装しやすい構造でログハウスを作っておこう

2階は木以外の仕上げにする

セルフでの再塗装を考えている場合は、手間がかからないような構造や、塗装頻度を下げられるような素材や仕上げにしておくことも大事だ。2階以上の再塗装は足場を組む必要があり、セルフで行うのが大変になる。軒天の素材を不燃板にペンキ仕上げなどにしておくと、再塗装の回数が減らせる。妻壁部分やドーマーをモルタル仕上げ、軒天も木以外にしておくと塗装は必要ない。塗装が1階のみだと足場が不要になり、作業もラクだ。 また、ログ壁が突き出た部分などを雨水から守る水切り板金も施しておきたい

軒を深く取り、破風は板金で防水仕上げに

軒を深くすると雨が外壁にかかりにくくなる。破風も板金仕上げにすると軒先の木部が守られて耐久性が高くなり、塗装も不要に。アペントをはじめ、板金仕上げを標準仕様にしているメーカーもあるので、相談してみるといいだろう。

窓に露よけを作る

壁を伝った雨水が、窓の開口上部から入り込んでくることがある。これを防ぐため、窓枠周辺の木部を保護することで窓周辺の劣化を防ぎ、再塗装時の手間も減らすことができる。

取材・構成・文/魁生佳余子

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