【カルテ 09】「嵐で雨水がしみてきます」

教えてくれた人:㈱ティーエージー 顧問 小林 彰さん

浸水したら早めに内部を乾燥させて

暴風雨により棟近くの瓦が飛んだ例。なるべく早く対処する必要がある

異常気象により、暴風、豪雨が発生する頻度が高くなりました。 ログハウスの多くは屋根をのばし、豪雨にも対処するように作られていますが、横なぐりの雨などについては正直いってもろい部分が多くあります。 災害級の暴風雨時になるべく浸水を許さないような方策を採ったうえで、浸水があった場合はなるべく早く内部を乾燥させることが必要です。大事なのは、まず浸水を防ぐこと、そして湿気が建物内部にたまり続けることを避ける工夫をすることです。

≪ PROFILE ≫ 小林 彰 (株) ティーエージー顧問、(同)ティーエージーメンテナンス顧問、管理建築士、応急危険度判定士。

1993年、ログハウスと北欧住宅を手がける(株)ティーエージーを設立。設計、プランニング、現場監理、アフターメンテナンスを行なうなか、ログハウス全般に関しての「駆け込み寺」的な地位を確立する。2014年、ログハウスの改修、補修に特化した(同)ティーエージーメンテナンスを設立。他社の物件も含め、傷んだログハウスの相談や治療を行なっている。

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