おいしくて楽しい! 庭で育てたい<野菜><ハーブ><果樹>【その⑧:キャベツ】

自分で育てた野菜や果実がおいしいのは、何といっても新鮮だから。土とふれあう癒しの効果で心身をリフレッシュできるのも魅力です。家庭菜園向きの野菜、ハーブ、果樹を、わが家の庭で育ててみてはいかが。

キャベツを育てよう!

紫キャベツなど品種が豊富で、庭の彩りとしても大活躍してくれます。アオムシなどの被害を受けやすいので、初心者は虫がつきにくい秋から育てて、翌年の春に収穫するのがお勧め。品種によって栽培時期や環境の適応性が違うので、特徴をよく比較して、取り入れる品種を決めましょう。

【理想の栽培条件】

環境:日なた、涼しい場所 土壌:水もちのよい肥沃な土(ph 6.0~7.0) 株間の目安:40cm

【data】

●原産地:地中海沿岸 ●アブラナ科 一年草 ●栄養素:鉄分、ビタミンC・K・U ●種まき:4月/7月/9月 ●植えつけ:5月/8月中旬~9月上旬/10月中旬~11月上旬 ●収穫:4月~5月/7月中旬~8月中旬/12月 ●収穫まで:約90~210日 ●草丈:30cm ●幅:50cm

栽培ポイント

1. [種子まき] 培養土を入れた9cmポットに、1cmの深さで3~4粒まき、薄く覆土する。 2. [間引き] 本葉2枚の頃には1本になるように、根元からハサミで切り取っていく。 3. [植えつけ] 本葉4~5枚の頃に、日当たりがよい場所を選び、根鉢を崩さないように植えつける。コンテナの場合は、直径30cmにつきひと株の目安で。 4. [追肥・土寄せ] 植えつけて2~3週間後に、化成肥料を少量与える。その3週間後と結球し始めた頃にも同様に施肥を。施肥の際は、同時に土寄せをしておく。 5. [病害虫対策] アブラムシ、アオムシ、ヨトウムシ、シンクイムシなどの虫が多く発生するので、こまめに観察して捕殺する。また、ベト病、黒班病、軟腐病、立ち枯れ病にも注意。 6. [収穫] 球が大きくなり、手で押さえてかたく締まったら収穫適期。外葉を除き、球のつけ根に包丁を入れて収穫する。採り遅れると、裂球やトウ立ちの原因になる。

協力/『ガーデン&ガーデン』、イラスト/おかもとみほこ

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