親子でガーデニング日和【その9】

ガーデナー・大隅悠史さんと家族がコツコツと造り上げた庭には、自分らしい空間にするためのヒントが満載。DIYアイデアや植栽の手入れ、庭時間の過ごし方などを紹介します。

ツルバラの冬の剪定と誘引で春の見ごたえをアップ!

「長尺苗とは畑でしっかり育てた大苗をすぐに販売せず、枝をのばしながら株を充実させた背の高いツルバラのこと。理想のローズガーデンをすぐに作ることができますよ」。鉢に支柱を立てて支えつつ、のびたシュートを横に広げながら屋根にはわせていく

トゲのある枝葉を入れる収納袋は丈夫な“米袋” がベスト

バラはトゲがあって扱いにくく、剪定時の後片づけが億劫ですよね。そこで、僕がいろいろ試して見つけたのが、この米袋。ビニール袋だとトゲが引っかかって破れてしまうので作業が大変。でも、この米袋なら丈夫で破れにくく、そのまま捨てることができるので楽ちんなんです。米袋は捨てるはずのものを再利用してもいいし、持っていなければホームセンターで購入できます。みなさんも使ってみてくださいね。

ツルバラの誘引手順

【手順1】誘引してとめていた枝ははずす。緑の枝は今年のびた枝。この枝を残し、茶色くなった古い枝や葉は落とす
【手順2】残す枝を選んだら、枝の分岐点から3芽残したところでカットする。太枝切り用の剪定バサミを使うといい
【手順3】これから花をつける細い枝をバランス良くとめていく。直線にならないよう誘引するのがポイント
【手順4】位置を決めたら、枝を麻ひもで結んで留める。しっかりと結べたら、ハサミで不要なひもをカットする
会社勤めのかたわら理想のナチュラルガーデンを目指し、日々庭仕事に勤しむ大隅悠史さん。最近は、子どもたちもお手伝いをするのが日課に。庭は家族のコミュニケーションの場にもなっている。 インスタグラム「@gardener_yushi」もチェック!

この記事は、『ガーデン&ガーデン』76号に掲載された記事を再構成したものです。

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