自然豊かな風景とプライベートサウナに癒されるログハウス
開放感あふれるリビングや趣味に没入できるアトリエ、心身を整える爽快なサウナまで、理想のログハウスに求めるものは、人それぞれ。譲れないこだわりを追求して、理想の暮らしを手に入れた人たちのログハウスを訪ねた。
広島県・Tさん
設計・施工/(株)オーネスト ホンカ岡山南、輸入/(株)ホンカ・ジャパン
自然豊かなロケーションを生かした大きなガラス窓
Tさんご夫妻のログハウスが建つのは、広島市内から車で1時間ほどの別荘地。同じエリアに弟さんが建てたワイルドなログハウスがあり、訪れるたびに木のぬくもりに包まれる心地良さを感じていたという。 「ホンカのログはログオーナーのあこがれだよ」という弟さんの言葉が印象に残っていた奥さまは、別荘を建てることが決まると、早速ホンカ岡山南のモデルハウスを見学。木材の品質の良さや北欧らしい洗練されたインテリアにひかれ、「シリウス」をベースにアレンジしたログハウスを建てることを決めた。
T邸の最大の特徴といえるのが、天井まである大きなガラス窓。ひと続きのシンプルなLDK のどこからでも緑豊かな自然が眺められ、恵まれたロケーションを堪能できる。LDKとフラットにつながるウッドデッキは、ゲストに炭火の焼き鳥をふるまったり、ご夫妻でゆっくりとお茶を飲んだり、第2のリビングとして活躍しているそうだ。
Tさんご夫妻が何よりも気に入っているのが、室内に設けたプライベートサウナ。ふたりが並んで座れるサイズのフィンランド製サウナは、週末ごとに別荘に通う大きな理由になっているという。 「実は、これまではあまりサウナに入ったことがなく、どちらかというと苦手な印象を持っていたんです。でも、ここでサウナに入るようになって、本当にいいものだなと感じるようになりました。好きなときにロウリュをして、自分が気持ちいい温度に調節できるのがいいですね」
ふだんは繁華な市内で暮らし、多忙な日々を送っているご夫妻。サウナのあと、デッキに出て自然の風を浴び、野鳥の声に耳を澄ます時間は最高の癒しになっている。 秋が深まり、薪ストーブに火入れをする日を心待ちにする日々。初めてログハウスで過ごす冬、何をして過ごそうか、今からふたりで胸をときめかせている。
【 Detail 】
≪リビング≫
≪キッチン≫
≪ロフト≫
≪寝室≫
≪サニタリー≫
【DATA】 ●使用目的/別荘 ●家族構成/夫婦 ●工期/2022年12月~ 2023年6月 ●構造/丸太組み構法(カーブノッチ)、地上2階 ●使用ログ材/欧州アカマツ(W13.4×H26cm) ●外壁の塗料/ティックリラ ●内壁の塗料/ティックリラ ●基礎/ベタ基礎 ●ストーブ/ヒタ スクルド(ブラックウッド+オーブン) ●床面積/ 1F 81.57㎡(24.67 坪)、2F14.71㎡(4.45 坪)、延床面積 96.28㎡(29.12 坪) ●輸入/ (株) ホンカ・ジャパン https://www.honka.co.jp/ TEL 03-5309-2369
取材・文/白柳里佳、写真/大西二士男
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