無駄なものがひとつもない贅沢な時間が堪能できるラグジュアリーコテージ
「自然が大好きで木の家を建てて暮らしたい」。そんな思いを実現したオーナーの暮らしぶりをのぞいてみた。思い思いに楽しむ自分流のナチュラルな暮らしと、そんなライフスタイルに似合う素敵な住まいを紹介しよう。
山梨県・Sさん
設計/SUN建築設計事務所 輸入/(株)ホンカ・ジャパン 施工/ホンカ八ヶ岳 (株)アークティックホーム
家族や友人と何もせずにゆったりくつろげる場所
八ヶ岳の静かな森に佇むログハウス。ここは「パインズコテージ八ヶ岳」という人気の貸別荘である。 オーナーのSさんは、以前カナダのフレンチリバーという村で宿泊したログハウスのコテージの快適さに感銘を受け、いつか自分もコテージビジネスをしたいと思うようになったという。「心からリラックスできるあの素敵な体験を、多くの人に感じてもらいたいと思いました」というSさん。コテージの設計にはとことんこだわった。 ログハウスメーカーは「洗練されたデザインで、しかも居心地がいい」と感じたホンカ・ジャパンを選んだ。プランはできるだけシンプルにすることを心がけた。森の中に似合う高さと室内の開放感を考えて平家にし、外装は落ち着いたカラーリングにしている。
内装は、木の色をそのまま残しナチュラルな雰囲気に。レ・クリントの照明、関家具のダイニングチェア、マリメッコやイッタラの食器、デロンギやバルミューダの家電など、インテリアや備品も上質なものを選んでいる。 「目指したのは、家族や友人と何もしないでくつろげる場所。室内にものが多いと、人の家にお邪魔したようで落ち着きません。だから、ここはなるべく物を少なくしています」とSさん。そんな心配りが極上のリラックス空間を生み出しており、平日の多くも予約で埋まる人気ぶりだという。
「お客さまの多くはリピーターで、20回来ていただいている方もいらっしゃいます。平日仕事をしてそのまま週末まで過ごしたり、1週間ずっと滞在したり、利用の仕方はさまざまですね」 Sさんはすぐ近くに2棟目のコテージも建築。同じくホンカのログハウスで、こちらもモダンで落ち着いた建物となっている。
【 Detail 】
≪外観≫
≪LDK≫
≪寝室≫
≪サニタリー≫
【DATA】 ●使用目的/貸別荘 ●使用ログ材/ポーラーパイン(W11.2×H18.0cm) ●ストーブ/ワム4620 ●敷地面積/430.01㎡(130.07坪) ●床面積/1F 72.18㎡(21.83坪)、2F 10.26㎡(3.10坪)、延床面積 82.44㎡(24.93坪)
取材・文/原 太一、写真/関根おさむ
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